2012年7月27日金曜日

Yuki's CANYON カーボンフレーム修理中...④

続いての記事で予告したパイプ内側の修理...


手の入らないパイプの内側に、カーボンシートを貼り付けるわけで...

これが目茶苦茶大変でした...(>_<)


笹匠のアドバイスで、自転車のチューブを使う事に。


で、自転車用のチューブを用意して...

適当にブッた切って、切った両端をエアが抜けないように細工...

エアを入れてみたら...(@_@;)


均等にエアーが入らず...

バルブ付近だけモッコリ...

カーボンシートを貼り付けたいところにエアが入らず、あえなく破裂...(T_T)


気を取り直して2本目...


バルブの反対側で切って、エアを注入...

何とか均等にエアが入った\(^^)/

これで作業に入れます...


まずは、チューブにカーボンシートを貼り付ける場所の確認から...

目で見えない作業ですからね...

かなり慎重に...


チューブにで用意したカーボンシートを貼り付けます...


で、慎重にパイプの中に挿入...

これがなかなかうまくいかなくて...

本当に悪戦苦闘...orz


マーキングした位置までチューブを挿入したら、

慎重にエア注入...


あとは接着剤が固まるのを待つのみ!


と言いたいところですが...

ここからが時間との勝負!


チューブとカーボンシートがくっ付いちゃったら、

チューブが抜けなくなるので、

硬化具合を確認しながら、チューブを抜くタイミングを計ります...


今回は表面と同時作業だったので、

表面の硬化具合を確認しながら、作業を進めました!


とは言っても、見えない場所...


硬化前に貼った場所の確認!

こんな道具を使ってみました。

金色の針金はビルダーの七つ道具、真鍮のロウ棒です...



貼り位置バッチリ!

これで安心して完全硬化を待てます\(^^)/


硬化するまで丸一日放置して、再度硬化具合を確認!


これで作業完了!!


問題は、これで本当に元通りになったか?って事。

クロモリならもっと安心できるのだが、カーボンはね...

フレームビルダーとはいえ、カーボンは専門外ですから...(@_@;)


※今回ご紹介したカーボンフレームの修理ですが、ダメージの具合から状況判断し、

  カーボン技術に携わる方にご協力、情報提供頂き、作業を進めております。

  この方法で全てのフレームが修理できるわけではありません。


   当Blogをご覧になった方が、同様に修理をされ、万一、欠陥やトラブルがありましても、

   当方では一切の責任を負いかねますので、あしからずご了承ください。 

  もし、修理をされる方は、自己責任で!